まぶたのブログ 形成外科医が書いたまぶたのお役立ちサイト
一美容形成外科医がまぶた(眼瞼下垂症、まぶたのたるみ、二重など)についての役立つ情報を書いております
眼瞼下垂症手術をする際に、二重を作ると同時にたるみを切除することができます。
しかしながら同時にたるみをたくさん切除すると上まぶたの厚みが厚くなってしまうことがあります。
その場合には、眼瞼下垂症手術とは別にまぶたのたるみを眉毛の下で取り除くことがあります。
そうすることで厚ぼったいまぶたではなく自然な薄いまぶたにすることができます。
目の開きが悪く、典型的な眼瞼下垂症の症状を呈し、眠たそうな、間延びした印象を与えています。
楽に目が開けれるようになり、自然にパッチリした目になっています。
(目の下の影も治療しています。)
目の開きが悪いことから頑張って目を開けようとしています。そのせいで、眉毛があがり、額にシワがより、まぶたがくぼみ目になっています。
眠たそうな、覇気がない印象があります。
眼瞼下垂症手術を行って1ヶ月経った状態です。目が楽に開くようになり、額のシワも少なくなりましたがまぶたの皮膚の余りがあります。
この皮膚のあまりも眼瞼下垂症手術を行うときに一緒に取ることもできますが、そうすると厚ぼったいまぶたになってしまいます。
眉毛下切開法をおこない、まぶたのたるみを取りました。
二重の幅がでてくると同時に本来の薄いまぶたになりました。
術後の眉毛の外側が下りてくることを想定して眉毛のアートメイクも一部外側を切除しています。
(残してデザインすることもできます。)
同時に目の下の影も治療しました。
(経結膜脱脂法+微細分離脂肪注入)
メイクをした状態です。
眉毛も目も「整形顔」ではなく自然な目元になりました。
眉毛の形は自然になっています。
アートメイクに抵抗がなければ眉毛下切開法の傷痕に沿ってアートメイクを入れると良いかもしれません。
皮膚を切開する方法で眼瞼下垂症の手術を行うと、目の開きが良くなる半面、今まで挙げていた眉毛などが下りてきます。
そうすると、まぶたにたるみが出てきますが、それを二重の線のところで切り取ってしまうと厚いまぶたになってしまいます。
その回避方法として眉毛下切開法を併用することがよくあります。
先に眉毛下切開法を行ってから眼瞼下垂症の手術を行うこともあります。
また、眼瞼下垂症手術と眉毛下切開法を同時におこなうこともあります。
症状を見てからの判断と術者のやりやすさなどでそれらの方針はきまります。
著者 石川勝也
役職 プラストクリニック院長
資格 日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会専門医(JSAS)